なの塾

なの塾の紹介(2023年2月11日変更)


・なの塾は2014年10月に設立した、算数、数学をメインに指導を行う塾です。

生徒ごとのカリキュラムを用意します


・なの塾は、生徒1人1人の個性に応じたカリキュラムを準備いたします。

・個別指導の良さを生かして、すべての生徒に合わせて、丁寧に授業いたします。なの塾は責任をもって、お子様をお預かりいたします。


暗算の仕方を指導します


・暗算をすることで、脳が活性化され、結果として賢くなります。

・なの塾は、学校の宿題の負担を減らすお手伝いをいたします。そのために計算の工夫、暗算を積極的に指導いたします。


図の書き方を指導します


・なの塾は、図をたくさん書かせます。言葉を使った説明も大切ですが、特に低学年の生徒さんにとっては、言葉よりも例えば絵やイラストの方が分かりやすいです。なの塾は作図をたくさんさせることで、直感的な理解の大切さを指導いたします。


まずは全力で20分頑張る!!


・要は算数、数学が得意になるための前提条件としてお考え下さい。

・現在なの塾では主に低学年の生徒を対象に、ジグソーパズルや算数パズル、また希望者には漢字カルタを授業時間内に実施しております。その目的は一言でいうと「脳を鍛える」ためですが、「どの教材を使って学習するか?」、という事よりも「どれだけ集中して目の前の事だけに全力で取り組めるか?」という事の方が、脳を鍛えるという側面においては、より重要な事のように思えるようになりました。最難関レベルの学校の入試問題を「限られた時間内で」解くために、まずは「ジグソーパズルを出来る限り速く解く」事を、なの塾の授業内では今まで以上に奨励したいと思います。

・ジグソーパズルの効用はいくつかあるのですが、「やらない」という選択肢が生徒たちにある、という点をまずは第一に挙げておきたいと思います。話は変わりますが、多くのTVゲームは「集中させるため」の多くの仕掛けがゲーム内にたくさん用意されており、何時間でも集中して遊ぶことが可能です。しかしジグソーパズルは自ら能動的に取り組まないと、いつまでたっても完成しません。そしてその事が「目の前の課題に全力で取り組めるようになる」ためには大切だ、と考えるからです。

・高学年以降は別の教材を使うことになりますが、まずは生徒が「目の前の事に全力で取り組む」ようになるための手伝いをするところから、なの塾の授業は始めてまいります。


低学年は(高学年も)暗算重視!!


・これも「脳を鍛える」ために必要な事だからですが、「筆算は出来る限りしない方が良い」という考えに基づいております。

・実は暗算で解いた方が、ケアレスミスは格段に減少します!!。掛け算の九九が一番良い例なのでしょうが、答えそのものさえ暗記してしまえば、計算ミス自体がありえない(もしミスがあったとするならば、暗記した時点で間違えた答えを覚えていたことになります)といった効用もありますし、また筆算する生徒に比べると、短時間で大量の問題を解くことが出来るようになります。

・ただし暗算が出来るようになった方が良い、と考える最大の理由は「計算の工夫が自然に(誰から教わることがなく)出来るようになる」事である、となの塾は考えます。なの塾では掛け算を教える際、九九はかなり後回しにしております。まずは定義から入り(学年に応じて定義を拡張していく必要は当然ありますが、、)、それから簡単な計算を教えて、九九より先に、例えば12×2とか23×3といった計算の仕方をまずは教えます(定義さえ理解すれば九九よりも簡単です)。それから徐々に掛ける数を大きくしていくのですが、複数の生徒から「4×7は、4×5に4を2回足した数が答えだよね」と指摘されてびっくりした経験があります。指摘した生徒自身が「分配法則」といった言葉そのものを知っていることは、おそらくないであろうと考えますが、それを指摘した生徒自身の中に、既に分配法則を理解するための「素地」が備わっているような気がします。そしてそれは「九九をすらすら言えるようになる事」よりも、はるかに大切な事であると、なの塾は考えます。

・勿論当該学年(小2の10月以降)になったら、九九をすらすら言えるようになるための訓練は「当然」行います。九九を覚えることは、答えそのものを丸暗記する行為だからです。

・2019年3月以降は、小1~小3のクラスでは筆算は授業内で取り扱いません。逆に小4以降のクラスは、筆算の仕方を短期間で集中的に指導いたします。筆算のメリットは、単に作業の仕方だけ覚えてしまえば、あとは頭をほとんど使わずに計算が出来る点が素晴らしい点だと考えます。要は暗算と筆算を状況に応じて使い分けが出来るようになってもらうのが理想です。


上手に図が書けるようになる


・一言で言えば、図形の問題を解くことが苦手な生徒は、ほぼ全員がまず図を上手に書くことも苦手です。ゆえに図形を上手に書く練習を継続的に行った方がよいと思います。その際意識すべき点は2つあり、一つ目はフリーハンドで上手に直線が引けるようになることと、もう一つは状況に応じて、図の書き方を意識的に変えることです。具体的にはスピードを重視した方がよい場合と、正確さを優先して図を書いた方がよい場合があります。なの塾でも今までとは異なり、今後積極的に作図の練習をさせる予定です。

・話は変わるのですが、図形の問題に関しては、証明問題よりも意外に求値問題の方が難しいと感じることが多いです。そしてその一番の理由は答えの値そのものに見当がつかないことが多々あるからです。そういった難問?に出会ったときに、まず行うことは「長さだけではなく、角度も含めて、可能な限り正確に作図する。」ということです。理由は正確に作図することで答えの予測が出来るようになるのは勿論ですが、それよりも頭の中では見えなかった、同じ長さの線分や、同じ大きさの角度がありそうだな、といった作図から得られた情報を活用することで、手も足も出そうにない問題の、どこから手を付けていけばよいのかということが、自分なりに正確に書いた図から得られるといった点になります。

・あとは中学入試の問題を解いた際、問題文の図からは到底ありえないような値が最終的に出たときに、本当にその値が正しいかどうかをチェックするために、自分で図を書いて、その求めるべき値が本当に正しいかどうかを確認するときにも必要です。自分が出した答えが本当に正しいかどうかを確認する方法を多く持つことは、多くの保護者様が考えていらっしゃる以上に大切な事です。


算数に一番大切なのは書き出し!!手を素早く動かして解こう!!


・突然ですが、中学入試の問題を解くことを15年ぶりくらいに再開いたしました。まずは塾から近隣の、某国公立中学の問題から手を付け始めたのですが、思っていた以上に出題傾向の変化は感じられず、結局20年前も現在も、これから入学してくる学生に、大学が(誤植ではありません)要求してくる知的レベルは大きく変化していないのかな、と考えました。

・細かい分析までは、到底なの塾の及ぶところではないのですが、例えば、「文章中に書かれてあるルールをまずは理解し、それを一般化したうえで立式して計算で解くよりも、ルールそのものを適用したうえで、それを一般化することなく一気に答えそのものまで書き出してしまった方が圧倒的に速く解ける問題がそれなりにある」ということを強く感じました。そして計算のスピードを上げることや(計算の工夫の仕方を覚え、かつ場面に応じて的確に使いこなせるようになるにはそれなりの訓練がおそらく必要です)、文章に書かれてあることを素早く認識する、また頭の中で思いついたことを素早く言語化して、他の人にも誤解なく伝わるように正確に記述する、といったようなことが出来るようにならない限りは、どんなに一生懸命長時間勉強して、一生懸命知識を覚えても、現在(2018.11)自分が解いている学校の合格は到底あり得ないのだろうなといった感想を持ちました。付記しておきますが、入学する生徒に求める能力は、学校によって異なっていると考えます。ゆえに上記に記載したことが、中学入試を行うすべての中学校に当てはまっているとはまずありえないと考えます。その点ご容赦ください。

・繰り返しになりますが、要は書き出しでよいから、まずは力ずくで解けるようになってほしい、というのが、なの塾の願いです。かっこよい?解法をマスターするのは、解けるようになってからで大丈夫です。受験される中学にもよるのですが、正確に、かつ可能な限り素早く鉛筆を動かして解けるようになった方が、長い目(受験後を含む)で見ると好ましいのでは、となの塾は考えます。


「解き方」を言葉で説明できるようになろう


学年に関係なく、なの塾では「解き方」を「言葉」で説明できるようになることを、授業中には生徒にしつこく要求します。生徒がたくさんいるときは、生徒の説明を「待つ」ことは大変難しいのですが、それでも出来るだけ待つようにと意識しております。要は解き方をある程度言語化していないと、初見の問題や、もしくは過去に類似問題を解いたことはうっすらと記憶しているけれども、解き方が思い出せない、といった、入試本番でよくあること(≒困難)に対応できない、と考えます。

・図形の問題では、問題を解く上で基本となるパターン(相似でいうところのピラミッド型やチョウチョ?型)を問題の図から素早く見抜く、といった練習は当然必要で、実際に問題の図を「目で見る」だけで、基本パターンを素早く認識して、答えまで暗算で求められるようになることは、受験校にもよりますが、当たり前のように生徒には要求しております。ただ上記のやり方だけではどうしても解けない問題が出てきたときに、生徒はまず何をすべきか、ということを認識しておく必要があります。

・上記の問いに対するなの塾なりの解答の前に、突然中学生以降の話になりますが(なの塾では小学生でも取り扱いますが、、、)、証明問題を解く際に必要だからか否かは未だに分かりかねるのですが、中学生になってからは、色々な直線、曲線、角度には「名前」があることを学びます。そして証明問題を解く際には、例えば「同位角、錯角」といった名前を使いながら記述していくのですが、なの塾では証明問題を解く時以外にも、「問題に出てくる角度に名前を付ける」ことを強く推奨しております。そしてこのことが、上記で提示した「生徒は何をすべきか」という問いに対するなの塾の解答の一つであります。ありとあらゆるものを可能な限り言語化していくことで(限界は当然ありますが)、記憶があやふやな問題や、初見の問題でも対応できるようになる、となの塾は考えます。


・最後になりますが、なの塾はこれからも「初見の問題が出てきたらワクワクしてしまう生徒」と1人でも多く出会えたらよいな、と考えます。そしてそれは「なの塾の授業」次第で、未知の問題を解きたがる生徒を増やすことすら意図的に出来ると確信しております。なぜならば「子供」には、子供にとって未知の世界を「自らの足で切り拓いていこうとする本能」が生まれつき備わっており、その本能を授業でうまくつついてあげることが出来れば、少なくともほぼすべての生徒にとって「算数や数学」は、こと入試問題レベルの問題を解けるようになるという意味においては、「最もやさしい教科である」と考えるからです。そして「見たことがない問題を自分の頭で一生懸命に考えて、先生に解き方を教わる前に自力で解く」といった成功体験を繰り返すことで、生徒自身の内から「自信」が徐々に湧き出てきて、ひいては少々誇張した表現かもしれませんが、今後の生徒自身の生き方そのものにまで影響してくると考えるからです。


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